山田屋のおばあちゃん

2008年03月03日                  江尻 志保

まだ私が小学生の頃。
近所に、小さな駄菓子屋さんがあった。
「山田屋」という看板が無ければ、ごく普通の民家だと思ってしまい
そうな一軒屋だ。

そこにはいつもおばあちゃんが1人で居た。
すごく度がきつそうな黒縁メガネ。
クルクルとした短い髪。

そんなおばあちゃんが大好きなのが、
おしゃべりと裁縫。

小学生の私を相手に、いつも何でもない話をしてくれた。
たまに店の奥の部屋にあがりこんで、おばあちゃんが裁縫するのを
見させてもらった。

話しながら裁縫するおばあちゃんと過ごす時間が好きだった。

ある日、おばあちゃんが私に二つの物をくれた。
手作りの、キーホルダーと財布。

オレンジ色のビーズを編みこんだものの中に、
小さな鈴を入れたキーホルダー。
何度も、手にとってビーズの輝きに見とれたり、鈴の音を楽しんだ。

ピンクのフェルト生地に、怪獣の柄がついた財布。
決して流行りのカワイイ感じのものではなかったけど、
いつも持ち歩いた。

それから、10年以上の月日が流れた。

母から、おばあちゃんが亡くなったと聞かされた。
その後、おばあちゃんが住んでいたという家を、見に行った。
当たり前だけど、電気もついておらず、ひっそりとしていた。
そして、山田屋は取り壊されて駐車場になっていた。

気がつくと、あれだけ大切にしていたキーホルダーと財布の行方が
分からなくなっていた。

ふと気がつくと、失くしてしまっている大切なものがある。
どんどん時間が過ぎていって、大事なものを落として
歩いてるのかもしれない。

気がつかなかったけど、それがぬくもりだったと
思わされるものがある。

それにたくさん気がつける人間になりたい。
もっと欲張るならば、それを人の胸に残せる人間になりたい。

まだまだそれにはほど遠い。
でも、少しでもあなたに近づきたい。

今でも私の心の鈴を鳴らしてくれる、あなたみたいに
人の胸にあたたかさを宿せる人になりたい。

歯が無くなってもひゃひゃひゃっと明るく笑って
あたたかい陽だまりみたいなおばあちゃんになってたい。

私は、今でもあなたのことをたまに思い出します。
その度に、あのオレンジの輝きがよみがえります。
ありがとう、おばあちゃん。

実家に帰ったら、もう一度キーホルダー、探してみよう。
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赤い傷

2007年05月27日                  江尻 志保

コンビニで見たまだらなヤツ。



ゴミ箱の前がお気に入りスペース。



まん丸な顔 我が物顔で陣取っている。



横っ腹には赤くただれた大きな傷。



なんとなくメスの気がする。




 


前、夜中に会った時は



丸い目でこっちにらんで「フー」




 


何かムキになって、こっちも視線をはずしてやらない。



汚れた毛並みのメスと20後半女のにらみあい。



むぅ。やるな、コイツ。





 


おっ。今日もいた。



あら?どうしたの、その顔。




 


暖かな日差しに照らされて



涼しい風に目を細めている。



 


こんな顔するんだな



こんな満足そうな顔。




 


今日はお腹の赤い傷が見えないな



どこで付けた傷なのか



どこで何してるのか分からない。



気が向けばゴミ箱の前でゴロン。




 


 


たぶん色々あるんだろうけど



何か上目線で車の行き来を眺めてて



目を細めて風の匂いをかいでいる





 


そんなアンタを笑っちゃうけど



やっぱカワイイ。


 


だからアンタに会えると、ちょっと嬉しいんだ。




 


次は、どんな顔してる?

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幸せ

2007年01月11日                  江尻 志保

最近「幸せ」についてよく考える


 


幸せって?


 


形で表現するならば、それは ○(丸)だ。


三角、四角 「幸せ」は、角というきっかけが無い。


きっかけが無いから、どこから始まっているのか分からない。


どこまで続いているのかも分からない。


 


丸いせんべいを二つに割ってみれば、それはほぼ、「対」となる。


 


この世界は「対」であふれている気がする。


白・黒  朝・晩  男・女  勝ち・負け。


もちろん、美しく真っ二つには割り切れない。


それでも は、合わせれば美しい一つの円を描くのだ。


 


一つの丸=幸せ を描くには、相反するものが必要ではないのか。


 


「対」があり、感じることができる。


それはまるで 寒空の下で飲む温かいミルクティーのように。


それはまるで 暗闇で光を放つ星のように。


 


そしてもう一つ。


心の向きがどちらならば、幸せを感じれるのだろう?


 


相手と向き合って、「視・合わせ」なのか


「背・合わせ」で相手とは逆向きなのか


 


私にはまだ分からない。


「視・合わせ」=「幸せ」とは美しく割り切れないから。


でも、どちらの向きが幸せだなんて、分からなくていいのかな。


 


きっと、私には私の、相手には相手の向きがあるのだろう。


美しく割れない。


向きだって違う。


でも、合わせれば丸くおさまって 一つになる。


 


一つだけ自分の中ではっきりした。


 


幸せは、相手がいないと始まらない。


 


「対」を意識できた時に、私は丸い幸せの中にいるのだ。


その幸せが、どこから始まってどこまで続いているのかは分からないけれども。


 


生と死も、丸い円になっているのかな。


始まりと終わりは同じ位置にあるのかもしれない。


そう考えると、


文章の最後にしめくくる記号を、「。」にした人間て


何かすごい。センスあるな


なんて思ったりして。


 


結局、幸せなんて一生分からないのかもしれない。


 


それでも、「対」を


相手を感じて生きることができたならば、


きっと。

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最近はまっているもの

2006年12月14日                  江尻 志保

最近口の端が裂けてきた。原因は栄養不足。ちゃんとした食事をとってないからね


本当に自分でもだめだなぁ、何とかして栄養をとらなきゃ、なんて思ってるんだけどね。


毎朝食べてるのが最近までビックリマンチョコだったからね・・・。そりゃ口も裂けてくるよねこんなんじゃ。


だから大口開けて物を食べたりあくびをすることもできないのです。でも!ビックリマンチョコはおいしいし


何よりおまけのシールがちょっと楽しみ。(ビックリマンチョコなんて知らない子も多いよね)


しかしここ最近はビックリマンチョコは卒業しました。今はラムネにはまっています。


こんなもの朝食べてたらいつか体壊すよね。だからこれからはもうちょっとちゃんとした朝食をとろうと思いました。 


やっぱり朝食は重要だよね 頑張ります

posted by kaitaku at 03:49 | 愛知 ?? | Comment(0) | TrackBack(0) | 江尻 志保