ワガママな息子

2008年02月04日                  箸本‘husky’竜也

 実家に電話して、ひとつ、報告をした。

 母親は喜んだり安心したり、でも結局、彼女が一番言いたかったのは、最後の「風邪に気をつけてね」ということなんだろう。
 父親は「竜也から言ってくるまで何も聞くんじゃねえ」と母親に釘を刺していたそうだ。彼は電話に出もしなかった。

「正月、帰るつもりないや」。
 十二月の半ばにちょっと決心してそう電話したとき、母親は不満そうな素振りの欠片も見せなかった。

 一年のうちでトータル一週間しか会いに来ない息子。
 スピード違反で百日間も免許を取り上げられる息子。
 小さなことも大事なことも、誰にもひとつも相談しないで決めてしまう息子。
 故郷を捨ててしまった息子。
 その全てを当たり前のように受け入れてくれる、父親と、母親と、弟。
 あなたたちがどうしてそんなふうに生きられるのか、僕はときどき不思議に思う。

 そうすべきだと信じて決めたことだから、謝りません。
 ただ、これほどまでにワガママに育ててもらえて、僕は、心の底から幸せです。
posted by kaitaku at 01:35 | 愛知 ?? | Comment(0) | TrackBack(0) | 箸本‘husky’竜也
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